タロットを難しそうと感じてしまうのは、覚えようとしているから。
でも覚えなくても大丈夫。
カードを観察して、イメージを膨らませることで、リーディングができるようになります。
そこからさらに知識を増やしていけばいいのです。
まずは先入観を持たずに、カードを見てみましょう。
※このサイトで使用しているのはウェイト版のタロットカードです。
先入観を持たずにカードを見てみよう
「8:力」のカードを、まずは、先入観を持たずに見てみましょう。
イメージしたことを書き出そう
絵柄からイメージしたこと、色から受けたイメージ、気になったことを書き出してみましょう。
あなたの感性でOKです。
参考に下記にのせています。
8「力(ちから)」はどんなカード?
8「力(ちから)」
STRENGTH/大アルカナ
一般的に使われている主な解釈を載せています。
あなたが絵柄からイメージしたことを思い出しながら読んでみてください。
カードのテーマ
信念、忍耐、克服など
「8」は物質界と自然界、そして無限を表す数字です。
※カードのキーワードや数字が何を表しているかは、代表的なものをピックアップしているので、これだけではありません。
イメージからの読み取り
女性が獅子をなだめ、手なずけている様子が描かれています。
動物は本能、カードの下半分は潜在意識でした。
動物はオレンジ色をしていて、本能の強いエネルギーを表しています。
女性が着ている白い服は、純粋さを表しています。
女性は自身の本能をなだめ、コントロールしているのです。
自己の負の部分を知り受け入れ、その上で本能をコントロールできれば、感情に振り回されることはありません。
女性の頭には∞のマークが描かれ、無限の可能性を示しています。
本能に打ち勝つには忍耐が必要です。
信念を持ち努力することで成し遂げられる世界には、無限の可能性が広がっているのです。
色に注目
遠くに見える青い山は、女性が目指す神聖な場所。
道のりは長いですが、背景の黄色が女性の行いを祝福しているようです。
リーディングの拡げ方
カードが持つ基本的な意味は変わりませんが、読み手の感性やスタンス、知識量によって解釈や表現は変わります。
自分が気づいたところ、興味を持ったところなどを調べて知識を増やし、自分なりの解釈を確立していくことでリーディングの幅も拡がり、より深く読むことができるでしょう。
前後のカードから成長過程を読み解く
タロットカードは、人が成長していく過程で学ぶもの、経験していくテーマが順に描かれています。
前後のカードに注目してみると、カードからのメッセージをより感じることができるでしょう。
今回は、「8:力」の前後にあるカード、「7:戦車」と「9:隠者」に目を向けてみます。
「7:戦車」でも、理性と本能をコントロールする様子が書かれていましたが、そこには葛藤と不安がありました。
また、戦車の目標は具体的なもので、白と黒のスフィンクスを手綱という物理的なものでコントロールしています。
比べて「8:力」の目的地は精神的なもので、獅子という動物を物質的なものでなく、目に見えない力でコントロールしています。
「9:隠者」は精神的な成長を表すカードです。
カードをつなげてストーリーを作ってみます。
自分の中にある本能と向き合い、受け入れることで感情をコントロールする力を身に付けていきます。
そしていろいろな経験が知恵となり、自分自身を深く知り、精神的な成長を遂げていきます。
このように「0:愚者」のスタートから、「21:世界」まで物語は繋がっているのです。
カードの解釈は、相談者の話を聞き、周りのカードとのバランスをみて行うので、リーダーによって回答や表現が違うこともあります。
正解というものはなく、リーダーが自由に選択しリーディングしていいのです。
ここにリーダーの持ち味が表れます。
覚えないタロット
あなたがカードからイメージしたことや気になったことが、キーワードとなって表れていましたか?
自分がイメージしたことがリーディングに活かされていると、覚えなくても自然と体に入ってくると思います。
カードからイメージすることは人それぞれです。イメージしたことから連想ゲームのように、キーワードを増やしていくことができます。
タロットに正解はありません。
今回出てきたキーワードの他に、あなたがイメージしたキーワードがあれば、それを取り入れてよいのです。
もしかしたら、先入観のない初心者こそ、イメージを拡げることができ、しっくりとくる表現ができるかもしれません。
■ウェイト版タロットカード
このサイトで使用しているタロットカードは、ウェイト版です。
イメージで覚えたら、そこからは興味を持った部分を調べていくと、知識がどんどん増えます。
キーワードから連想し、新たなキーワードを見つけていきましょう。
想像力を使って、リーディングの幅を広げていきましょう。
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