初めてでも読める 覚えないタロット「9:隠者」まずはイメージで

09隠者 タロット

 

タロットを難しそうと感じてしまうのは、覚えようとしているから。

でも覚えなくても大丈夫。

カードを観察して、イメージを膨らませることで、リーディングができるようになります。

そこからさらに知識を増やしていけばいいのです。

まずは先入観を持たずに、カードを見てみましょう。

※このサイトで使用しているのはウェイト版のタロットカードです。

 

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先入観を持たずにカードを見てみよう

「9:隠者」のカードを、まずは、先入観を持たずに見てみましょう。

09隠者

 

イメージしたことを書き出そう

絵柄からイメージしたこと、色から受けたイメージ、気になったことを書き出してみましょう。

あなたの感性でOKです。

出来ればノートか、パソコンやスマホならメモ機能などを使って書いておくと、あなたのオリジナルキーワード集を作ることができます。

 

タロットの知識が全くない人がこのカードを見た時に、どんな点が気になったのか、どんなイメージを持ったのかを聞いてみました。
参考に下記にのせています。
主なイメージをみてみる(クリックで展開します)
・暗い
・仙人のように見える
・長老
・どこかに向かおうとしているように見える
・明かりがあるので道標的かな
・行く先を明かりが照らしている
・目的を持っていそう
・うつむいて考えている
など
あなたはどうでしたか? 他にもあるかもしれませんね。

 

 

 

9「隠者(いんじゃ)」はどんなカード?

09隠者

9「隠者(いんじゃ)」
THE HERMIT/大アルカナ

一般的に使われている主な解釈を載せています。

あなたが絵柄からイメージしたことを思い出しながら読んでみてください。

カードのテーマ

■キーワード
探求心、思慮深い、精神的な成長 など

「9」は到達や完成などを表す数字です。

※カードのキーワードや数字が何を表しているかは、代表的なものをピックアップしているので、これだけではありません。

 

イメージからの読み取り

暗い中、灯りで足元を照らしている仙人のような人が描かれています。

この人物を隠者と言い、俗世間とは一線を画すキャラクターです。

先に進もうとしていますが、杖と灯りを持ち、足元を注意深くみている様子は、隠者が賢く慎重な人物であることが伺えます。

「愚者」から始まった冒険の旅ですが、さまざまな経験を通して、智恵をつけ、自身をみつめて隠者にたどり着きました。

遠くに見える険しい山々は、ここまでの歩みを表しています。

隠者は物静かで地味に描かれています。

これは、隠者が外ではなく内に向いていることを表しています。

内観し、深く考え、自分にとっての真実を見極め、精神的に成長した姿なのです。

存在をアピールしたり、智恵をひけらかすこともないので、隠者の存在に気づかない人もいるかもしれません。

隠者は、ここに到達した人だけが気づけばいい、理解できる人だけが理解できればいいと考えているのです。

 

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色に注目

静かで暗い印象のカードです。

全体的な色からも、内向的な要素を想像できます。

背景は青みがかったグレーで独特です。

青は精神性、グレーは途中経過や現実的という意味がありました。

隠者がたどり着いた精神的成長の高さを青、とは言え旅はまだ途中で、これからも発展していくであろう可能性をグレーとするなら、青とグレーが混ざったような背景の色は、その世界観を象徴しているかのようです。

衣服がグレーなのは、俗世間の中で目立たないように、あえて着ているのです。

 

 

 

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リーディングの拡げ方

カードが持つ基本的な意味は変わりませんが、読み手の感性やスタンス、知識量によって解釈や表現は変わります。

自分が気づいたところ、興味を持ったところなどを調べて知識を増やし、自分なりの解釈を確立していくことでリーディングの幅も拡がり、より深く読むことができるでしょう。

そうして培ったものが、リーダーの持ち味となっていきます。

 

隠者は一つの区切り

今回は、大アルカナの中で隠者のカードが持つ意味をご紹介します。

大アルカナは、さまざまな経験をしていく中で、学び成長していくテーマが描かれています。

そんな中で、隠者は一つの区切りのようなカードです。

大アルカナの1枚目、愚者は生まれたての赤ちゃんのようなもの。

純真無垢でまだ何も知りません。だからこそ可能性があるし、無鉄砲でもあります。

そこから、準備をし、ルールを学び、目標を見つけ、困難を克服する力をつけていきます。

隠者の1つ前の「力」のカードまでは、自己との闘いがテーマになっています。

そして隠者は、今までの道のりを振り返り、経験により得た数々のことを、未来に進むための智恵として統合した完成形なのです。

この先は、より高い精神性や自分ではどうにもできないことなど、目に見えない世界との関りも加わってきます。

次のステージへ上がる、一歩飛躍する、そんなイメージでしょうか。

その区切りとなるカードが隠者なのです。

 

ホロスコープがスイスイ読める

 

覚えないタロット

あなたがカードからイメージしたことや気になったことが、キーワードとなって表れていましたか?

自分がイメージしたことがリーディングに活かされていると、覚えなくても自然と体に入ってくると思います。

カードからイメージすることは人それぞれです。イメージしたことから連想ゲームのように、キーワードを増やしていくことができます。

タロットに正解はありません。

今回出てきたキーワードの他に、あなたがイメージしたキーワードがあれば、それを取り入れてよいのです。

もしかしたら、先入観のない初心者こそ、イメージを拡げることができ、しっくりとくる表現ができるかもしれません。

 

■ウェイト版タロットカード

このサイトで使用しているタロットカードは、ウェイト版です。

 

イメージで覚えたら、そこからは興味を持った部分を調べていくと、知識がどんどん増えます。

キーワードから連想し、新たなキーワードを見つけていきましょう。

想像力を使って、リーディングの幅を広げていきましょう。

 

 

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