タロットを難しそうと感じてしまうのは、覚えようとしているから。
でも覚えなくても大丈夫。
カードを観察して、イメージを膨らませることで、リーディングができるようになります。
そこからさらに知識を増やしていけばいいのです。
まずは先入観を持たずに、カードを見てみましょう。
※このサイトで使用しているのはウェイト版のタロットカードです。
先入観を持たずにカードを見てみよう
2「女教皇」のカードを、まずは、先入観を持たずに見てみましょう。
イメージしたことを書き出そう
絵柄からイメージしたこと、色から受けたイメージ、気になったことを書き出してみましょう。
あなたの感性でOKです。
参考に下記にのせています。
2「女教皇(じょきょうこう・おんなきょうこう)」はどんなカード?
2「女教皇(じょきょうこう・おんなきょうこう)」
THE HIGH PRIESTESS/大アルカナ
一般的に使われている主な解釈を載せています。
あなたが絵柄からイメージしたことを思い出しながら読んでみてください。
カードのテーマ
思慮・冷静・判断力・直感力など
「2」はバランスを表す数字です。
2つのものの釣り合いをとる、天秤などがイメージできて、分かりやすいのではないでしょうか。
※カードのキーワードや数字が何を表しているかは、代表的なものをピックアップしているので、これだけではありません。
イメージからの読み取り
柱の色の黒と白は、光と影、陰陽を表しています。
二面性、対立する2つのもの、2つで1つなどがイメージできます。
「2」は、「バランス」を表す数字です。
後ろの赤い実はザクロで女性性を表し、緑の葉は男性性を表しています。
ここでも2つで1つ、二元性が表現されています。
女教皇の表情は、静かな印象です。
相対するもののバランスをうまく保ち、物事を冷静に見ることができる人なのでしょう。
手に持っているものは書物で、彼女には知恵や知識があることを表しています。
また、胸の十字架が信仰心を表しており、教えを忠実に守っていることが伺えます。
思慮深く、真面目で賢い人だと想像できます。
足元にある黄色く鋭い形のものは、三日月です。
月は満ち欠けがあり、危うさや、移ろいやすさの象徴であるとされています。
カードの下半分のところに描かれていることから、物静かで落ち着いた様子に見える女教皇も、実は不安を抱えていたり、変化の中にいるのかもしれません。
また、月の神秘的で揺れ動きやすいところが女性性と重なる(子を宿す神秘、ホルモンバランスの変化、気持ちが不安定になりやすいなど)ことから、「母性」というワードも浮かび上がります。
色に注目
背景や衣服に水色が使われています。
水色は精神性や知性、女性性を表します。
このことからも、女教皇は思慮深く知性豊か、聡明な人物だととらえることができるでしょう。
リーディングの拡げ方
カードが持つ基本的な意味は変わりませんが、読み手の感性やスタンス、知識量によって解釈や表現は変わります。
自分が気づいたところ、興味を持ったところなどを調べて知識を増やし、自分なりの解釈を確立していくことでリーディングの幅も拡がり、より深く読むことができるでしょう。
気になることを調べる
例えば、柱に描かれた「B」と「J」はどういう意味だろう?と気になったら調べてみるなど。
ちなみに柱については、ヘブライ語のBOAZ(ボアズ・闇)のB、JACHIN(ヤヒン・光)のJと言われています。
カードの解釈は、相談者の話を聞き、周りのカードとのバランスをみて行うので、リーダーによって回答や表現が違うこともあります。
正解というものはなく、リーダーが自由に選択しリーディングしていいのです。
ここにリーダーの持ち味が表れます。
覚えないタロット
あなたがカードからイメージしたことや気になったことが、キーワードとなって表れていましたか?
自分がイメージしたことがリーディングに活かされていると、覚えなくても自然と体に入ってくると思います。
カードからイメージすることは人それぞれです。イメージしたことから連想ゲームのように、キーワードを増やしていくことができます。
タロットに正解はありません。
今回出てきたキーワードの他に、あなたがイメージしたキーワードがあれば、それを取り入れてよいのです。
もしかしたら、先入観のない初心者こそ、イメージを拡げることができ、しっくりとくる表現ができるかもしれません。
■ウェイト版タロットカード
このサイトで使用しているタロットカードは、ウェイト版です。
イメージで覚えたら、そこからは興味を持った部分を調べていくと、知識がどんどん増えます。
キーワードから連想し、新たなキーワードを見つけていきましょう。
想像力を使って、リーディングの幅を広げていきましょう。
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