タロットを難しそうと感じてしまうのは、覚えようとしているから。
でも覚えなくても大丈夫。
カードを観察して、イメージを膨らませることで、リーディングができるようになります。
そこからさらに知識を増やしていけばいいのです。
まずは先入観を持たずに、カードを見てみましょう。
※このサイトで使用しているのはウェイト版のタロットカードです。
先入観を持たずにカードを見てみよう
4「皇帝」のカードを、まずは、先入観を持たずに見てみましょう。
イメージしたことを書き出そう
絵柄からイメージしたこと、色から受けたイメージ、気になったことを書き出してみましょう。
あなたの感性でOKです。
参考に下記にのせています。
4「皇帝(こうてい)」はどんなカード?
4「皇帝(こうてい)」
THE ENPEROR/大アルカナ
一般的に使われている主な解釈を載せています。
あなたが絵柄からイメージしたことを思い出しながら読んでみてください。
カードのテーマ
野心、現実、情熱、統率力など
「4」は安定、安全を表す数字です。
※カードのキーワードや数字が何を表しているかは、代表的なものをピックアップしているので、これだけではありません。
イメージからの読み取り
皇帝とは、国を統率する王です。敵を倒し、多民族をまとめ民衆を導く存在です。
皇帝は、厳しい表情で椅子に座っています。
足元から見える鎧のようなものから、彼は今まさに戦いの中にいるのでしょう。
厳粛な表情からは緊張感がただよい、気を緩められない状況であることが伺えます。
それでも戦いに挑む姿は、強い意志を持つ、威厳あるリーダーなのです。
このカードでは、男性的で現実的、困難に立ち向かう強さが表現されています。
また、このカードには皇帝以外の人物が描かれていません。
トップに立つということは、厳しく孤独なものです。
背後に描かれた岩山からも、その厳しさがうかがわれます。
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色に注目
オレンジ色の背景は、動的なエネルギーを表しています。
赤い衣服は情熱、グレーの椅子は現実性の他に、目的を達成するまでの途中経過という意味もあります。
彼は、情熱を持って目的に向かって行動する、強い意志を持った人物です。
でもまだ、目標を達成するには至っていません。
厳しい道のりの途中なのです。
リーディングの拡げ方
カードが持つ基本的な意味は概ね変わりませんが、読み手の感性やスタンス、知識量によって解釈や表現は変わります。
自分が気づいたところ、興味を持ったところなどを調べて知識を増やし、自分なりの解釈を確立していくことでリーディングの幅も拡がり、より深く読むことができるでしょう。
イメージ・色・数字の共通点から読む
今回は、イメージ、色、数字から連想する共通点に注目してみます。
皇帝のカードから読み取ったキーワードを簡単にまとめてみましょう。
・色:能動的、情熱、現実的、目的達成の途中
・数字4:安定、安全
「4」のイメージをもう少しを膨らませてみると、保守的、管理、堅実などのキーワードも表れてきます。
まとめてみると、イメージ・色・数字から受け取る印象には共通点があり、人物像もよりハッキリと浮き上がってくると思います。
この人がどんな人なのか、想像してみましょう。
困難なことも情熱を持って進んでいく、厳しく真面目な人。
実践的に物事を進めていく能力は、リーダーにも相応しいでしょう。
堅実に守りを固め統率していく力強いリーダー像が思い浮かびます。
度が過ぎるとワンマンになってしまうかもしれませんね。
これは一例です。
あなたも自身の感覚で想像してみてくださいね。
カードの解釈は、相談者の話を聞き、周りのカードとのバランスをみて行うので、リーダーによって回答や表現が違うこともあります。
正解というものはなく、リーダーが自由に選択しリーディングしていいのです。
ここにリーダーの持ち味が表れます。
覚えないタロット
あなたがカードからイメージしたことや気になったことが、キーワードとなって表れていましたか?
自分がイメージしたことがリーディングに活かされていると、覚えなくても自然と体に入ってくると思います。
カードからイメージすることは人それぞれです。イメージしたことから連想ゲームのように、キーワードを増やしていくことができます。
タロットに正解はありません。
今回出てきたキーワードの他に、あなたがイメージしたキーワードがあれば、それを取り入れてよいのです。
もしかしたら、先入観のない初心者こそ、イメージを拡げることができ、しっくりとくる表現ができるかもしれません。
■ウェイト版タロットカード
このサイトで使用しているタロットカードは、ウェイト版です。
イメージで覚えたら、そこからは興味を持った部分を調べていくと、知識がどんどん増えます。
キーワードから連想し、新たなキーワードを見つけていきましょう。
想像力を使って、リーディングの幅を広げていきましょう。
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